いちばん上の子Kが18歳成人を迎えました(=こちらの魚のバースデーケーキの彼)。
・・・障害児ですので、<いわゆる成人>とは少し趣が違うのですが。。それでも、小さかった頃を思えば、長い道のりを来たなと、改めて。
来春の特別支援校卒業後はすばらしい地元の福祉事業所さんで働ける見通しとなり(たまたまですが、とても希望あふれるSDGsな事業所さんに!)、「このまま順調に進んでいけますように!!」と祈る気持ちです。今まで各地でお世話になったみなさまに、改めて感謝の気持ちでいっぱいです。
そして、記念すべき節目の誕生日プレゼントは・・・
何とまさかのYouTubeチャンネル開設です!!(=ゼロウェイストのギフト)
題して「魚と音楽 K’s Channel」。 #魚と音楽 という彼独自のワールドを発信していきます!!!
もう2年くらい前から、ずっと「YouTubeをやりたい」と言われていたのですが、「いやそんな無理無理!」ということで、ずっと非公開チャンネルでお魚動画を撮り続ける日々でした(その数たぶん数百本――はっきり言ってうんざりしてました。撮るのも一苦労、アップロードするのも一苦労…)。
ですが、ふと「ちゃんと編集して、いいところをつなぎ合わせたら、意外にたのしい動画になるんじゃ…?」と思い立ちまして。
ものすごい親バカなんですけど、彼、しゃべりはやたら得意だし、ユーモラスな持ち味があって、普通の人と全然ちがう世界観も独特で、たのしんでいただける方にはたのしんでいただけるんじゃないかと。。(わが家の雑然とした日常風景もご覧いただけますよ♪)
YouTubeで「魚と音楽」と検索していただくと出てきます。
https://www.youtube.com/@fishandmusic
応援していただけましたら、親子ともども、心より感謝です。
↓こちらは記念すべき初回の動画。
↓そして、こちらは歌。僕のピアノとの親子セッションです。
今の時代は、知的障害者や障害児の発信も格段に増えていると思いますけど、それでもまだまだ少ないと思います。本人が文字通り「主役」になれる機会って、やっぱり、健常の人と違って本当に限られるんですよね。
家庭内でも、できないこと、困ったことが多いので、とにかく「なるべく問題が起きないように…」という後ろ向きな雰囲気を作ってしまっていたことをすごく反省します。
そんな後ろ向きだった雰囲気が、YouTubeで彼の「持ち味」を正面からクローズアップできたことで一変。本人もノリノリだし、親も「あ~こんなにいっぱい、いいところ、ふだん見えてなかったけど、あったよね…」と。
魚も、音楽も、軽々やってるように見えると思いますけど、親から見れば、<こんなことできるなんて驚異的…>という世界です。ふだん、ほかのことは本当にできないことが多いので。いわゆるIQは50に届かない<中程度の障害>というくくり。情緒も、手先の動きも、少し前の診断では<未就学レベル>。それなのに・・・まさに情熱のなせる業。
彼の存在はわが家に多くの学びや幸運を届けてくれました。このYouTubeという革命的な装置を通して、そんなポジティブな視点や気づきを、わずかでもいいから、家の外にも届ける存在になってくれたらいいな…と願っています。
ちなみにわが家、1年前はまだまだ彼への対応に手を焼き、彼自身もイライラを募らせ、親子のなごやかなやり取りもほとんどなくて、とてもじゃないけど「一緒にYouTube!」なんて感じじゃありませんでした。
駆け込み寺みたいに参加した、自閉症児の親のための3か月間のプログラム「アーリーバードプラス」のお陰で、すべてが変わりました。親身に寄り添ってくださった主催の「TOMOはうす」のみなさま、改めて本当にありがとうございました。わが家の恩人です。
障害児の子育てで苦しんでいる方、もし気が向いたらキーワード検索してみてくださいね。障害は千差万別なので、「その人に合った方法」がなかなか見つからなくて苦労するイメージがあります。でも、うちも「もはや出口なし…」と思っていたのに、ちゃんと出口はありました。