引っ越しのドタバタにかまけて、すっかりブログを放置してしまっている間に、アノニマ・スタジオさんから声をかけていただき、何とはじめての「暮らしの本」をつくる機会に恵まれました。
『サステイナブルに暮らしたい―地球とつながる自由な生き方』(アノニマ・スタジオ)。日々の中のゼロウェイスト、プラスチックフリー、ギフトエコノミーほか、わが家の考える/目指す「サステイナブル」について、妻・服部麻子さんと共著で綴っています。
内容は、「食のこと」「台所まわり」「家事も循環」「買う・持つ・もらう」「お菓子とお茶とギフト」「なりわい ―仕事とお金―」「体と心と身だしなみ」「子育て」「暮らしと社会を考える」。今の暮らしと、これまでの暮らし。地方移住のこと、海外での日々のことなども。
2/2発売、既に全国の書店やアマゾン、楽天などで先行予約がはじまっています。アマゾンでは下にスクロールしていただくと、中身がかなり詳しく写真付きで紹介されていますので、よかったらご覧ください。
わが家の小さなオンラインショップでも予約受付開始しています!! せっかくわが家で購入してくださる方々への先行予約特典として、ロイヤルニボシコーヒー圭介さんが撮影・編集してくれた「服部家のハウスツアー動画(約30分/URL)」(←年末までのご購入分限定)、また、おまけとして、読みもの『ふたりに聞いた10の質問』(URL)もつきますよ。※昨日投稿した写真版のミニハウスツアーもご覧ください。
今回の編集者さんは、『ゼロ・ウェイスト・ホーム』を一緒につくった編集者さん。既に5年以上のお付き合いで、気心も知れていて、こちらのことを130%くらい理解してくださっているので、終始リラックス、本当に居心地の良い本づくりとなりました。
最初に本のお話をいただいた時、引っ越しで生活の激変中で、ブログすらも放置している中、「一体どれほどのものがつくれるだろう?」と思いました。でも、「夫婦で」と提案していただき、「おもしろそう!」と思いました。本の中にも書いているとおり、妻の麻子さんは奇想天外な自由人。ふたりの視点が合わさったら、重層的なおもしろさのある本にできそうな気がしました。
うちの暮らしは決して「お手本みたい」な感じではなくて、うまくいかないことや、思い悩むことや、理想とのギャップや・・・というところも満載。でも、それこそが現実であり、醍醐味なんだ、と思ってます。
SDGs百花繚乱みたいな昨今ですが、意外にも、日々の暮らしの視点からサステイナブルを捉える本はまだまだ少ないそう。あくまでもささやかな毎日を起点とした本ですが、たのしんでいただけたらうれしいなと思います。
写真は、少し前にFRaU SDGs号の取材でお世話になった衛藤キヨコさん。旅の何気ない瞬間を切り取るような、日常の本当の瞬間がまったく違う色合いで浮かび上がってくるような、衛藤さんの存在感ある写真が大好きでした。今回再び本づくりでご一緒させていただけたこと、本当にうれしいです。
デザインは、山口信博さんのところから独立されたばかりの宮巻麗さん。こちらの意図を常に丁寧に汲み取ってくださり、最後の最後、生ごみバケツが表紙になって出てきた時にはびっくり仰天、そして「最高!」と思いました。落ち着いていて安心感のあるお人柄に、撮影時も癒されました。
わが家が感じるたのしさや手ごたえが、この本を通してみなさんに少しでも伝われば、とてもうれしいです。