【子育てふり返り雑感】まだ終わってないけど、既に後半を迎えつつあるわが家の子育て。
「いわゆる自然派育児」的なことは、大体すべて手を出してきたわが家です。
オーガニック、マクロビオティック~ヴィーガン、自然療法、布おむつ~おむつなし育児に、地方移住の山暮らし。
近年は暮らしのベースがゼロウェイスト、プラスチックフリー、エシカル、ギフトエコノミー…etc.
短期間ですが、森のようちえんやフリースクールに通った時期もあります。
加えて、家の中にはテレビもないし、ゲーム機もない。電子レンジも炊飯器も掃除機もない。プラ製品や袋菓子はかなり少なめ。代わりにあるのがコンポストトイレだったりして💦
…ということで、ズラッと文字にしてみると、こりゃエラい偏ってるわ…という感じですが💦
そんな子育てを足かけ20年近くしてきた雑感を、今月の夫婦トークで語りました。
◆前編:「“自然派育児”の実際①~エコな子育てをしてみて思うこと」
◆後編:「“自然派育児”の実際②~いちばん大切にしたいこと」
20年くらい前に、たしか川上弘美さんの子育てインタビューだった気がしますが、「単に”ほめる”だけでも、親は子どもを不必要に呪縛してしまうから注意したい」というような趣旨のことが書かれていたのがすごく印象的でした(※内容は記憶の中で歪曲されていると思うので不正確です)。
こんな偏った親だからこそ、そこのところは「本当に気を付けなくちゃ」と思いました。
とは言え、「ほめる」ことももちろん大切。「できるよ」と背中を押すことも大切。でも、当然ながら、それが望ましくないプレッシャーになることだってある。
子育てって本当にデリケートで、先が読めないものだなぁと、つくづく。
わが家は5~6年前から「エコ系家族」としてたびたびメディアに紹介される機会が出てきて、そうなるとどうしても、「そんな服部家の子どもたち❤」という期待が彼らにふりかかってしまう部分があって、そうした言外のプレッシャーからも子どもたちにはできるだけ自由でいてほしかった。
とにかく「捉われないでほしい」「自分は自由だ、と感じてほしい」という思いがあって、「機会均等」じゃないですけど、ここ数年は意識して、より普通っぽい服やおもちゃやお菓子や洗面用品などの購入も積極推奨してきたところもあります。
だから今、親の目も憚らずにパソコンでゲームに熱中したり、カップ麺が大好物だったり、自然の美しさには目もくれなかったり、すぐにごみになる大量のラッピンググッズを買ってきてバレンタインのチョコレート菓子づくりに励んだりしている子どもたちの姿を見て、妙に安堵するような――「親の趣味に反してくれてうれしい」みたいな変な境地??――そんな今日この頃。。
なんだか面倒くさい子育てをしているようですが、結果として、親も子もそれなりに自分らしさを保てて、まずまずよかったのかな?なんて思っていますが。はて、この先どうなるでしょう。
何を選び、何を選ばないのか?――十中八九、予想を裏切るであろう子どもたちの将来の姿。老いを迎える自分たちの人生後半に向けて、「本当にたのしみだなぁ」と感じます。