子どもたち、怒涛のお菓子づくり

子どもたちが嵐のようにお菓子を作り続けた初夏。圧巻はゴールデンウィーク帰省していた中3娘のバースデーケーキ(母への)だったが、小6末っ子も一歩もゆずらない。

よりによって難易度高めのマカロンがお気に入りで、思い通りに仕上がらずに「クソ~もう1回!!」とすぐに再挑戦するさまは、これ、スポーツに無縁のわが家のスポ魂☺(そして見事に仕上げていた)

手間を厭わない彼は、練乳アイスをつくるために、大量の牛乳を何十分も煮詰めるところからやりはじめたりもする。大人には真似できないストイックさで、かっこいい。

毎朝ミルクティーを飲む麻子さんが「あんまり使うと牛乳がなくなっちゃうから…」と難色を示すと、「お母さんがミルクティーに使うのは1日50g。次にコープ自然派の牛乳が届くまであと4日だから、200gあればいい。700gあるから、練乳に500g使っても大丈夫」と理詰めで説得する交渉力も👏 やっぱり算数は大事だね。

ストイックに深めていく末っ子とは対照的に、娘は打ち上げ花火のよう。帰省していた4日間、毎日1~3種類次々にちがうものを作り続ける猛烈なパワー。

親元離れた寮生活で「ちょっとどうかな~」と心配になることもあるけど、「とりあえずこんなにお菓子をつくるエネルギーがあるなら、まぁ大丈夫かな…」と思うことにする。

荒波のような変化の時代、何はなくても、自分でつくったささやかなお菓子をおいしいと思えたら、きっと幸せな人生を歩めるはず…!! と信じて、必ずしも理想的ではない製菓材料(フェアトレードではないクーベルチュールチョコレートとか、オーガニックでないアーモンドパウダーとか…)を言われるがままに買いそろえている買い物係の父です。