わが家のマーマレード

すっかり日常になったわが家のマーマレードづくり。 夏みかんやブシュカンなど、「そのまま食べてもあまりおいしくない」柑橘がすごくおいしいマーマレードに変身するのがツボです。柑橘大国高知のジャムの真骨頂。皮を果肉の1/10量にとどめるので、とてもフレッシュ。子どもも喜んでくれるのでうれしいです。

つくっている間、家の中には柑橘の爽やかな香りが充満し、皮を茹でこぼした汁も、天然の洗剤代わりにシンク洗いなどに使えたりして、つくるプロセスもなかなか爽快。

もちろん手間はかかるけど、そこは↓夫婦の洗練された分業で乗り越えています。

◆手順
①皮をできるだけ薄く剥いて(白い部分をできるだけ残さない)、できるだけ細く刻む(=妻担当:僕がやると遅いので…)※皮の量は身の1/10でよい
②身を房から出して鍋に入れ、1/3量の砂糖をまぶしておく(=同上:麻子さんの初日業務終了)
③皮を6回くらい茹でこぼす(=僕の担当:沸騰したら1分半くらい煮立てて漉す×6回=計45分くらいかかる)
④水を切って②の鍋に入れ、ひと煮立ちさせて火を止める(=同上:すぐ終わる。僕の初日業務終了)
⑤翌日、2回目の砂糖を入れ(1/3量)、ひと煮立ちさせて火を止める(=僕の担当:すぐ終わる)
⑥冷えたら、3回目の砂糖を入れ(1/3量)、中火で少しとろみがつくまで煮詰める(=注意深い僕の担当:10~15分くらい。焦げ付かないようにかき混ぜながら)
⑦その間に、保存瓶の煮沸(=やけどを怖れない妻担当:ちょうど10分くらい)
⑧漏斗で瓶詰(=注意深い僕の担当)
⑨詰め終わった瓶の脱気処理(=やけどを怖れない妻担当)

1度に作る量は、身1.8kg+皮200g(計2kg)以下。入れる砂糖はその2/3(=1.3kgくらいを3回に分けて400〜500gずつ入れる)。これが今のところ、わが家の黄金則です。

ふつうはレモンなどを足すみたいだけど、なくても十分おいしいので省略。
ペクチンのために種を茶袋に入れて一緒に煮出したりもしていたけど、入れなくてもさらりとおいしいマーマレードになるので省略。
皮の白い部分や、内袋の部分もすべて余さず使うやり方に惹かれるけど、残念ながら自分の好みの味とずれてしまうので、使わない部分は潔くコンポストへ(=コンポストも激しくさわやかな香りに♪)。

大瓶ではなく、小瓶に詰めるのも絶対。ずっとフレッシュに食べられるし、人にもプレゼントしやすいので。

次の夢は、これを庭でとれた柑橘でつくること。だいぶ育ってきた4年目の苗木たち(文旦、八朔、レモン、すだち)。まだ実は少ししかつかないけど、初夏の今、4本ともかぐわしい香りの花を咲かせてくれています。