インクが長持ち&ごみが出ない ~ エコタンク搭載プリンターでストレス解決

プリンターのインクカートリッジ。「どんどんごみになる」のと、「値段が高い」のが、ずっとずっとストレスでした。

「仕方ない」とあきらめていたけれど、一念発起。いろいろ調べたら、「エコタンク搭載モデル」なるインク詰め替えタイプのプリンターがあることを知り、1年ほど前に買い替えました。

※非純正品のインクを使用済みカートリッジに補充するタイプではなく、最初から大容量のインクを注入する設計で作られた商品です。

以来、一度もインクを替えていません。大容量ボトルなので、一度充填すれば、ゆうに2年は持つ計算。印刷コストも大幅に下がり、ごみも最初のボトル1本だけ。一気にプリンター環境が向上したわが家です。


▶インクがすごく安い&長持ち!

わが家が買ったのは、「低印刷コスト&大容量インク」を売りにしたエプソンのエコタンク搭載モデル。いちばん安いタイプは1万円台後半~いちばん高いタイプは9万円くらいまで揃っていますが、わが家が買ったのはもちろんいちばん安いPX-S160T。1万7千円くらいで買いました。

量販店の安売りプリンターは5千円以下だったりしますから、それに比べると値段はやや高めですよね。でも、印刷コストが全然違うので、確実に元が取れてしまう計算です。

以前使っていた安いプリンターは、1枚あたりのインク代(モノクロ)が下手したら4~6円くらいかかっていた気がするのですが(2300円くらいのインクカートリッジで400~500枚以下しか印刷できていなかった気がする)、今回買ったエコタンク搭載モデルは1枚あたりわずか0.3円

しかも、本体を購入したときについてくる同梱ボトル2本で、何と11000枚の印刷が可能とのこと。1本あたり5500枚ということで、わが家の場合はたぶん1年半~2年くらいはまったくインクを詰め替える必要がありません。わが家はこれまで2300円くらいの高額インクカートリッジを1年間に6~7個くらい使っていたので、それだけでもう元が取れてしまいます。あとは得する一方!

エプソン公式サイトには、「1年間にインクカートリッジを1個以上、または500枚以上の印刷をする場合は5年以内で元が取れる」という試算も紹介されています。

インク代がほとんどただ同然になったのもうれしいですが、この「めったにインク切れにならない」というのもすごくありがたい点です。何しろ、急いで印刷している時のインク切れって、本当に悪夢ですからね…。しかも、マーフィーの法則じゃないですが、急いでいるときに限ってインク切れになるんです。(←急いでいるとき=大量に印刷しているときなので、インク切れになる確率も高まるのでしょうね、きっと)
詰め替えも、決められた注ぎ口にインクをボトル1本分まるまる注入すればよいだけなので、特にむずかしいことはありません。

出番を待っている2本目のインクボトル。出番は来年か、はたまた再来年か!?

▶わが家が選んだ最安タイプ

「数千円の安売りプリンター」から、「17000円のエコタンク搭載モデル」へ ―― 本当にお得なジャンプアップだったと思いますが、17000円はあくまでエコタンク搭載モデルの中では「最安タイプ」。機能は最小限です。

できるのは「片面」の「モノクロ印刷」だけ。「カラー印刷」も「スキャン」も「両面印刷」もできません。そういった機能をプラスしたければ、価格は一気に3万円台に跳ね上がります。3万円・・・。

※エコタンク搭載モデルの各機種の機能一覧はこちら。カラーでスキャン&両面印刷ができるタイプは こういった機種 などが候補になると思います。

かなり迷いましたが、今回は「両面印刷は手動で対処する!」「カラー印刷やスキャンがどうしてもしたい場合はコンビニですればいい! 1年にそう何度もあるわけじゃないんだから!」と腹をくくり、最安値の片面モノクロオンリー機種に飛び込む決断をしました。

この辺は各ご家庭の事情によると思いますが、わが家はもともと、ふだんはほぼ文字だけのモノクロ印刷で事足りていたのです(印刷設定も常にモノクロに設定し、カラーインクを無駄遣いしないようにしていた)。一方、スキャンは時々することがありましたが、「画質を問わない場合はスマホで撮ればいい!」「どうしても必要な場合のみコンビニに行く!」と心を決めました。

結果、この1年間で、カラー印刷ができなくて困ったのは、子どもが自由研究でカラー印刷をしたかった時(これは却下しモノクロ印刷)、あとは、翻訳の企画書をカラーで作りたかった時(これはコンビニへ)の2回だけ。スキャンは5~6回ありましたが、ほぼスマホで切り抜け、1度はご近所のスキャナ付きプリンターにもお世話になりました。

・・・というわけで、「まったく不便がなかったわけではない」ですが、「ふだんはモノクロのみ」という禁欲的な水準にシンプル化できたのは、それはそれでよかったかな、と感じています。何しろ値段が安いですから。

↓こちらがわが家が買った最安タイプ

↓こちらはそのひとつ上のタイプ。値段は19000円ほどとそれほど変わりませんが、より耐久性にすぐれている模様


▶メリットと注意点

インクカートリッジって、すぐにごみになり、本当によくないと思います。一応、量販店などに設置されている回収ボックスに戻せば、「リサイクルされる」ということですが、わが家は量販店などめったに行かないので、持っていくのも割に面倒だし、さらに「実際どの程度リサイクルされているのか?」と言うと、リサイクル率などの詳細は非公表。「分解して、植木鉢や建材などにダウンサイクルされるほか、熱回収されます」(=つまりは燃やすってこと)ということですが、運搬から再資源化までずいぶんエネルギーがかかっていることは想像に難くありません。

それを思うと、この大容量エコタンク搭載モデルはすごくいい。

これらの画期的なメリットの割には、本体の値段もかなり手ごろです。これからもっとこのタイプが増えていくといいな、と思います。(キャノンからも「ギガタンク搭載プリンター」という似た趣向のモデルが出ているようですね。)

ただ、1年間使ってきて、いくつか注意点もあるので、注記しておきます。

・なぜか初期不良で返送処理からのスタート
たまたまだとは思いますが、いちばん最初の開封時、説明書通りに作動せず、コールセンターに電話して、いきなり修理センターで修理してもらうという最悪のスタートでした。手続きやエプソンさんの対応自体にはまったく問題ありませんでしたが、苦手なセットアップに手間取り、きちんと使えるようになるまでに2週間以上。この間、結構なストレスだったのはたしかです。たまたまだったと願ってますが…。

・印刷のクオリティは一級ではない
いわゆる「非常に美しい印刷」は期待できません。どちらかと言うと、給紙も質実剛健。「どうしちゃったの!?」と思うような大きな音を立てて、ガタガタと紙が送られていきます(給紙は早くて◎)。前の安売りプリンターの方が、むしろ印字はくっきりきれいだったかな??? でも不自由するほど悪くはないし、逆にレトロなかすれ感をわが家は気に入っているので、この点も特に致命的には感じていません。臆せず仕事の文書や、販売する冊子の印刷にもガンガン使っています。

孔雀や勾玉の繊細なラインも一応印字できているのでOKとする
使う紙は、近所の文房具屋さんにある古紙70%配合のリサイクルペーパー。とっても安くて、しかも趣きのある質感で、とても気に入っています。

・インクの残量がよく見えない
「定期的にインクの残量を確認してください」というメッセージが出るのですが、目を凝らして見てもよくわからない。これはちょっと不安です。なぜだろう? コールセンターにも問い合わせていないのでよくわからないのですが、インク残量がわかったら、もっと安心して使えると思います。

以上、買い替えて大満足だったエコタンク搭載のプリンターについて紹介しました。プリンター買い替え時の参考にしていただけたらうれしいです。