末っ子の誕生日~<br>わが家のプレゼント大作戦

先日は末っ子(小3男子)の9歳の誕生日でした。事前に聞いたら、ケーキのリクエストは「チーズケーキにいちごデコレーション」。ちょっと面喰いましたが、もちろん誕生日ですから、お望みどおりに。。良質なクリームチーズといちごを、コープ自然派できっちり注文。

デコレーションは、お菓子作りの得意な小6の姉が嬉々としてやってくれるはずが、なぜか直前になって断られたため(たぶん部屋でゆっくりマンガが読みたかった)、仕方なく僕が出動。苦手な絞り出しに奮闘する羽目に。。。

でも、ちょうどあった鳥クッキーとマカロンを載せてみたら、オォ、まるで月に鳥が飛んでいるみたい♪ 月にちなんだ名前の末っ子にぴったりのケーキが完成しました。

マカロンの薄紫色が(たまたまですが)ベストマッチ!

そして、肝心のプレゼントはと言うと・・・

末っ子は、わが家で唯一、メカ好き(=すぐ壊れるおもちゃ好き)な少年。プレゼント選びは毎回なかなか厄介です。今年のリクエストは、何と「新しいラジコン!」(←さわやかな直球…) 

僕:「でも、去年せっかくお小遣いを貯めて買ったやつがすぐ壊れたじゃん。。。あ、そうだ!「おもちゃ病院」っていう、無料でおもちゃを直してくれるボランティア団体があるみたいだから、プレゼント代わりにあれを修理しよう!」
末っ子:「エェ~~」

・・・といった応酬を経て、今年のプレゼントは最終的にこうなりました。

①壊れたラジコンの修理(おもちゃドクター様、どうかよろしく!)
②ディズニープラス3か月加入+大好きなスターウォーズがその間毎日1時間観られる権利付き
③マイクラ(ゲーム)の有料パック「スターウォーズ」(約900円)
④本人熱望のカップ麺「ごつ盛り赤」1食分

本人、「えぇ~、こんなにもらえるの~!?」と大喜びだったので、成功…かな。特に②はポイント高かったみたい。何しろ、スターウォーズに目がないので。完全ゼロウェイスト&プラスチックフリー 。我ながらナイスアイディアでした。

マイクラも、子どもはほんとにたのしいみたいですね。僕自身はゲームとか一切おもしろくない人間なので、完全未知の分野なのですが、すごい集中力で挑んでるのを見ると、「これは推しだなぁ」と。

そして「ごつ盛り」。

友達の家で知った禁断の味です。誕生日プレゼントにぴったりの特別感で、目を細めながら平らげていました。「ごみの象徴」みたいに思われがちなカップ麺ですが、こんなに大きな幸せを受け取れるなら、カップ麺の価値も最大化されるはず。ごみは「必要あってこそ」。僕はごつ盛りを正当化できます。

日ごろから、なるべくゼロウェイストで「モノではなく体験をプレゼントを」と思っているわが家ですが、こんなプレゼントも大いにあり。いや、それどころか、「ごつ盛り」も、言ってみれば、一種の「体験のプレゼント」だと思うのです(「非日常の体験」というか、「社会経験」というか、「プラスチック体験」というか…。←ま、そこまで言うと親のエゴが強烈かもしれませんが…)。

カップ麺ひとつ取っても、そこには経験がついてくる。「モノ以上」の価値が生まれえる。そんな視点で眺めると、子どもとのゼロウェイスト生活は、よりたのしく、よりラクになってくるような気がします。