絵本から学ぶSDGs~女性の歴史

先日図書館から借りてきた絵本2冊、すごくよかった。

アメリカで史上二人目の女性最高裁判事となったルース・ベイダー・ギンズバーグの絵本。

いや~、偉大だな~~。そして、こんなに最近まで、(日本より遥かに女性が活躍しているアメリカでさえ)女性はまだまだ大学にも行きにくく、仕事上でも差別されていたんだなあ、、と改めて。

子どもに「これ、おばあちゃんたちが生まれた頃だよ」「70年代ってば、そろそろお父さんやお母さんが生まれる頃だ!」と言いながら一緒に読む(上の子Kと)。

ハーバード→コロンビア法科大学院を1番で卒業した女性がどこの法律事務所にも雇ってもらえずに事務職になるとか・・・ほとんど中世のように思えてしまうけど、自分が生まれるちょっと前まで世界はまだまだそんな感じだったのだな…(そして日本はもっと歩みが遅かったわけだし、途上国はきっと今でも…)ということを折に触れて思い出す必要がある。

それにしても、「50年代のコーネル大学は女子学生がまだほとんどおらず、男女の比率は4対1でした」って、、、東大や京大は今も男女の比率4対1なんですけど。。。日本、やばすぎないか!??(びっくりして調べてみると、アメリカの有名大学は今はどこも女性が50%以上、日本も私大は40~50%以上の大学も多いですが)

アメリカの絵本は、このルース・ベイダー・ギンズバーグ以外にも、ローザ・パークスだったり、アメリア・イヤハートだったり、エリザベス・ブラックウェルだったり、女性のロールモデル的な人たちの絵本が多種多彩でおもしろい。子どもと一緒にすごく学ばせてもらってる。

対する日本は・・・そういうパワフルなロールモデルになるような日本女性の絵本がほとんど思い浮かばないのは、気のせい? 学習まんがシリーズにあるのは、与謝野晶子とか、紫式部…(沈黙)。

ありえるとしたら、市川房枝さんとか? 緒方貞子さんとか?・・・もしや田中真紀子!??(ほかにもいますよね!?) 

あと、だいぶ違うなと思うのは、アメリカのロールモデル的女性には結構貧しい出自から活躍した人が多いこと。日本は(市川房枝さんは違うみたいだけど)緒方貞子さんにしても田中真紀子さんにしても、たいそうな家柄に生まれて活躍した方が多い感じもあり、その辺にも文化差や社会構造の差が表れている感じがして、さらに愕然としたりもするのですが…。

絵本と言えば、話は変わって、ここのところ親子でめっぽうたのしく観ているのが、大昔のアニメ『母を訪ねて三千里』! これがすごくいい!

何の期待もせずに見はじめたら、繊細な描写や情感にすっかり心奪われ…。それもそのはず、高畑勲監督×宮崎駿の名前がタイトルバックにあって、当時のテレビアニメの豪華さに驚嘆! 隠れジブリ。

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