「有害な男らしさ」という概念~<BR>『これからの男の子たちへ』

すごい話題本になっていた妻の麻子さんには感謝しかない)、つくづく、ある意味、わが家の<エコな暮らし>の裏テーマは「ジェンダーフリー」だな、と。

実際、よく「夫が無理解」「全然関心を示してくれない」みたいな声はよく聞くのですが、自分のことを振り返っても、「そりゃ、幼少時からあんなに刷り込みされたら、無理もないよね…」とも思うのです。まだまだ、越えがたい呪縛があると思います。「女っぽい=格好悪い」と。たぶん(無自覚に)下に見る意識もあるでしょう。解放されたら、こんなに広い世界が広がっているのにね。

同じ環境問題でも、男性はどちらかと言うと「技術革新」「ビジネスチャンス」「政策転換」みたいな話に傾きやすく(そして自分がペットボトルやジャンクフードをやめることは考えない)、女性は「ライフスタイル」「マインドの変化」「教育」とかに傾きやすい(そして技術革新とかには不信感を抱きやすい)。「それぞれの特性をうまく融合して…」と言いたいところでもあるけど、そういうポジティブさよりは「残念な分断」と感じてしまう面も多々あります。そういう意味では、環境問題の前進には、より一層のジェンダーフリーもセットで必要だろうな、と。

・・・ちょうどそんなことを考えていたところへ、男女共同参画センターのイベントに「サステナビリティに向けた男女の協同/ジェンダーフリー」といったテーマでのお話をご依頼いただき、大いに気持ちが盛り上がっているところです。

主催側の方から「基調講演が男性講師となるのは初です。男女共同参画のイベントに<またしても男性講師>という議論もありましたが、<男女がともに尊重しあい協同する>を実践されている方として、ぜひ」という光栄なお言葉。心からうれしく思います。さて、どんなお話をしよう?