訳書『土を育てる―自然をよみがえらせる土壌革命』(NHK出版)が発売となりました(アマゾンはこちら、楽天ブックスはこちら/電子版あり)。
「温暖化を抑止できるカーボンファーミングの手法」として注目を浴びる「リジェネラティブ農業(=環境再生型農業)」。畑、ガーデニング、オーガニック、自然栽培、気候変動、食料問題、生産者さんの舞台裏に関心のあるすべての方に読んでいただきたいパワフルな1冊です。
著者はリジェネラティブ農業の第一人者であるアメリカの農家さん。ローラさんや戸田恵梨香さんが紹介したことでも話題を呼んだネットフリックスのドキュメンタリー映画「キス・ザ・グラウンド」や、話題の本『DRAWDOWNドローダウン― 地球温暖化を逆転させる100の方法』にも登場されているゲイブ・ブラウンさんです。情熱的な農家さんの劇的な半生のストーリーとしても圧巻ですよ。
アメリカではアマゾンレビュー1000件超えのヒット本。映画「ビッグ・リトル・ファーム 理想の暮らしのつくり方」や、モントゴメリーさんの本『土と内臓』がおもしろかった方にもぜひ読んでいただきたいです(ゲイブさんはモントゴメリーさんの『土・牛・微生物ー文明の衰退を食い止める土の話』の中にも登場しています)。
ご期待に応えて、わが家の零細オンラインショップでも特典ミニ動画付きで販売いたします。ミニ動画は、題して「うちの庭革命」ということで、いつも多才なわが家の味方 @kettle_photo さんに14分の動画を撮り下ろしていただきました。
土の見え方、植物の見え方、地球の見え方が変わってくるパワフルな1冊、たくさんの方に手に取っていただけたらうれしいです。決して農業や土壌の専門家だけが知っていればよい話ではありません。私たちが毎日食べる野菜や肉がどんな風に環境の劣化や気候変動に結びついているのか? それをどうひとりひとりが変えていける可能性があるのか? この「リジェネラティブ」という考え方、これからもっと広まっていく気がします。
キーワードは「 #庭やベランダからストップ気候変動!」(と勝手に命名)。僕はこの本を読んで、「単にプラスチックフリー」とか「エコアクション」という以上に、自分はこれからの人生、生態系すらをも再生していく選択ができるのだという希望をもらいました。